不動産デベロッパー大手、世茂房地産(
00813)の親会社、世茂集団控股はこのほど、香港と広東省珠海市、マカオをY字型に結ぶ海上橋「港珠澳大橋」の人工島の土地を落札した。同社はビジネス、商業、宿泊、会議・展示などの幅広い需要に対応した複合施設を建設する。『東方財富網』が18日伝えた。
落札額は54億4000万元で、大橋のマカオ側イミグレーションが設けられている人工島の22万5600平方メートルを落札した。北京市、上海市を中心に事業展開する同社が珠海市に進出するのは初めて。複合施設の延床面積は96万7700平方メートルを予定しており、交通ターミナルや公共駐車場も設ける。ホテルは2カ所以上を誘致し、「リッツ・カールトン」「ラッフルズ」「ウェスティン」「JWマリオット」「シャングリ・ラ」など19ブランドが候補に挙がっているという。
世茂房地産の株価は日本時間午後3時57分現在、前日比1.78%高の25.75HKドルで推移している。