2019-10-16 |
中国/業界動向/自動車・二輪 |
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9月の新車販売台数は5.2%減、15カ月連続で前年同月割れ=中国汽車工業協会
中国汽車工業協会(CAAM)が14日発表した2019年9月の新車販売台数は、前年同月比5.2%減の227万1000台にとどまった。減少率は8月の6.9%減から縮小したものの、15カ月連続の前年同月割れとなった。ただ前月比では16%増えた。
車種別では、乗用車が前年同月比6.3%減の193万1000台、商用車は1.9%増の34万台。前月比ではそれぞれ16.8%、11.6%増えた。新エネルギー車の販売台数は8万台と前年同月比で34.2%減り、3カ月連続のマイナス。うち純電気自動車は、33.1%減の6万3000台だった。
1−9月累計の新車販売台数は10.3%減の1837万1000台だった。CAAMは、米中貿易摩擦や世界景気の減速を背景に中国消費者の自動車購入意欲は後退している上、一部地域で排ガス基準『国6』への切り替えが前倒しされるなどのネガティブな要因があったと指摘。ただ、7−9月期に雇用、金融、貿易の安定や外資規制の緩和、投資促進などの政策が打ち出された効果で、自動車生産と販売の縮小ペースが減速したとの見方を明らかにした。