2019-09-23 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:4日ぶり反落、全セクターで売り優勢 保険・通信株は軒並み安
週明け23日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比1.31%安の2967.01ポイントだった。深セン成分指数も1.56%安の9727.23ポイントと4営業日ぶりに反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で3190億3700万元。
上海総合指数は前週末に回復していた節目の3000ポイントを割り込んで寄り付いた。じりじりと下げ幅を広げ、前場の安値圏で引けた。米国と中国の貿易交渉が難航しているとの見方が広がり、全セクターで売りに押される展開となった。米中の次官級協議が19−20日にワシントンで行われたが、中国代表団は今週予定していた米農家の視察を中止。「各種の要因を総合的に判断して見送った」(中国農業農村部の韓俊副部長)と伝わった。一方、トランプ米大統領は20日、「完全な合意を求めている。部分合意は欲しくない」、「2020年の大統領選前の合意が必要とは思わない」と語った。セクター別では保険や通信、豚肉関連が軒並み安。
上海B株指数は0.23%安の272.70ポイント、深センB株指数は0.48%安の942.38ポイントとともに4営業日ぶりに反落した。