2019-09-18 |
中国/政策/その他 |
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米中貿易交渉、「米大統領選の前後に合意」=トランプ米大統領
トランプ米大統領は17日、来年11月の大統領選の前後に自身の政権が中国と貿易交渉で合意できるとの見通しを示した。トランプ氏はニューメキシコ州からカリフォルニア州に向かう大統領専用機で記者団に対し、「合意はすぐにできると思う。選挙の前かもしれないし、後かもしれない」と述べた。また、中国政府はトランプ氏以外との交渉を望んでいるが、選挙で勝つのは同氏だと予想していると主張。「もし(合意が)選挙の後になれば、いますぐ合意するよりもはるかに悪いものになる」と中国に警告したと明らかにした。ロイター通信が18日伝えた。
米野党・民主党のペロシ下院議長は17日、米CNBCの番組で、トランプ氏が中国の貿易問題に取り組むのは正しいとしつつ、「欧州連合(EU)などと共闘すべきだった」と批判した。「貿易関係を良くするためにトランプ氏がどんな手法をとるにせよ、交渉相手に自国の農民や消費者を痛めつける力を与えてはいけない」とペロシ氏は語った。
米国と中国は貿易問題を巡る次官級協議を19日からワシントンで行う。10月上旬に開く閣僚級協議の地ならしを進めるとみられる。