大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、珠江デルタ地域を中心に不動産事業を手掛ける越秀地産(
00123)の投資判断を「買い」に据え置き、目標株価をこれまでの2.05HKドルから2.1HKドルに引き上げた。同社が広東省広州市で地下鉄沿線の不動産開発プロジェクト2件の権益を取得したことに言及。2019年末から20年初めに物件の予約販売を開始し、売り上げの勢いによっては同社の19年目標販売額を上回る可能性があると指摘した。『経済通』が16日伝えた。
大和は越秀地産の19年不動産販売目標(680億元)について、今年買収した3件のプロジェクトが含まれていないことに言及。これらプロジェクトの販売額(成約ベース)は60億元を超えるとし、計上するならば、目標額を上回り、20年の販売目標は1000億元に達すると予測した。また、大和は越秀地産が進める「軌道交通+不動産」の経営戦略が徐々に成果をみせているとの見方を示した。
越秀地産の株価は日本時間午後3時51分現在、前営業日比1.12%安の1.77HKドルで推移している。