2019-09-11 |
中国/政策/金融 |
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QFIIとRQFII、投資枠規制を完全撤廃=中国外貨管理局
中国の国家外貨管理局は10日、外国人機関投資家に中国本土上場株などへの売買を認めるQFII(適格海外機関投資家)、RQFII(人民元適格海外機関投資家)について、投資枠規制を完全に撤廃すると発表した。中国本土外の投資家による中国資本市場への投資需要が拡大していることに対応する措置だとしている。
国家外貨管理局は今年初め、QFIIの投資枠上限をこれまでの1500億米ドルから3000億米ドルに拡大。『香港経済日報』によると、8月末時点でQFII資格を取得した機関投資家は292社、認められた投資枠は合わせて1113億7600万米ドル。一方、RQFIIの投資枠上限は1兆9900億元で、222社が同資格を取得しており、認められた投資枠は合わせて6933億200万元。QFIIとRQFIIの投資枠はそもそも余裕があることから、今回の規制撤廃が直ちに外資の流入・流出に影響することはないとみられている。