モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国通信キャリア大手2社のチャイナ・ユニコム(
00762)とチャイナ・テレコム(
00728)が次世代通信規格「5G」ネットワークの共同建設・共同利用について枠組み合意を交わしたことに触れ、2社にとってポジティブに働くとの見方を示した。一方、中国鉄塔(
00788)への影響は「中立」とした。『AAストックス』が10日伝えた。
また、チャイナ・モバイル(
00941)の5G関連投資にも注目が集まり、同社のネットワークでの優位性が今後薄まる可能性があると指摘。通信キャリア大手3社のうち、チャイナ・モバイルよりもチャイナ・ユニコムとチャイナ・テレコムを有望視するとした。
中国鉄塔については投資判断を「オーバーウエート」に維持。チャイナ・ユニコムとチャイナ・テレコムの5G整備に向けた投資は、チャイナ・モバイルとおおむね同水準になると予想。4G投資は2社がチャイナ・モバイルより少なかったという。
日本時間午後4時54分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■チャイナ・ユニコム(
00762):8.47HKドル(前日比5.35%高)
■チャイナ・テレコム(
00728):3.75HKドル(同4.46%高)
■チャイナ・モバイル(
00941):66.15HKドル(同0.23%高)
■中国鉄塔(
00788):1.85HKドル(同2.63%安)