マッコーリーは最新リポートで、電動工具の世界大手、創科実業(
00669)の目標株価をこれまでの66HKドルから68HKドルに引き上げ、投資判断を「アウトパフォーム」に据え置いた。ただ、営業支出の増加や掃除機関連の販売価格の低下を踏まえ、2019−20年予想EPSを3−5%下方修正してそれぞれ0.345米ドル、0.395米ドル、0.465米ドルに設定した。『AAストックス』が16日伝えた。
経営陣がアナリスト会議で、米対中制裁関税の逆風の中で成長力を維持していると強調したことに言及。経営陣によると、下期はより多くの充電式のコードレス製品を投入する予定で、20年には掃除機関連の改善が見込める。また、向こう3年にわたり粗利益率が毎年50ベーシスポイント改善することに自信を示した。マッコーリーは、技術力の高い新製品の力強い伸びが粗利益率の改善につながるほか、投資を拡大する余地も生まれるとした。
創科実業の株価は日本時間午後4時55分現在、前日比0.84%高の53.75HKドルで推移している。