2019-06-14 |
香港/企業動向/金融 |
|
東亜銀行、19年6月中間決算は減益の見通し
香港の独立系地場銀行最大手、東亜銀行(
00023)は13日大引け後、2019年6月中間決算の純利益が前年同期比で大幅に減少する見通しを明らかにした。貸出資産のレーティング引き下げによる税引き後減損損失が25億−30億HKドルに上り、利益を圧迫すると見込む。前年同期の純利益は39億9200万HKドルだった。
問題の貸出資産は以前に中国本土で行った4件の貸し付けで、総額62億HKドル。市場環境が悪化し、中国本土の一線都市(北京、上海、広州、深セン)以外の都市で商業不動産に影響が及んだ。
19年6月末時点の普通株式等Tier1比率(CET1)と総自己資本比率はそれぞれ14.5%、19%と、監督当局が定める基準を大きく上回る見通し。
東亜銀行の13日終値は前日比0.82%安の24.15HKドル。