週明け27日前場の香港株式市場でハンセン指数は反落。前場終値は前日比0.60%安の27188.85ポイントだった。中国企業指数は0.86%安の10355.94ポイント。メインボードの売買代金は概算で404億8000万HKドルだった。
ハンセン指数は安く寄り付いた。序盤に下値支持として意識されている27260ポイントを割り込み、終始軟調に推移した。前週末のNY市場はトランプ米大統領の発言を受けて米中対立に対する過度な懸念が和らぎ、ダウ平均は反発したものの、香港市場では買い戻しの流れが続かなかった。貿易交渉の先行き不透明感が根強い中、売りが優勢で推移した。きょうは米国市場がメモリアルデーで休場のため、材料難も相場を重くした。
個別では、IT大手のテンセント(
00700)が8営業日続落となり、指数を押し下げた。スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)が続落、豚肉大手の万洲国際(
00288)が反落した。中国人寿保険(
02628)、中国建設銀行(
00939)など本土金融株も軟調。半面、医薬品メーカーの中国生物製薬(
01177)が逆行高。香港公益株の中電控股(
00002)、本土系不動産株の華潤置地(
01109)、碧桂園(
02007)が堅調だった。