2019-05-16 |
中国/政策/その他 |
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中国商務部報道官、「米国との協議スケジュール把握してない」
中国商務部の高峰報道官は16日に行われた定例記者会見で、米中通商問題を巡り、米国の代表団が近いうちに中国を訪問し、協議を行うと報じられていることについて、「スケジュールを把握していない」との認識を示した。複数の中国メディアが同日伝えた。
米中協議を巡っては、ムニューシン米財務長官が15日に米議会で「近く中国を訪問するだろう」と発言。米メディアも5月最終週に両国の代表が協議を行うとの見通しを報じていた。
高報道官は会見で、米国とこれまで11回の閣僚級協議を行い、誠実かつ建設的な交流を行ってきたが、米国が一方的に貿易摩擦をエスカレートさせ、協議は大きく頓挫したと発言。米国が独断専行で3000億米ドル相当の中国製品に対する追加関税を発動した場合、中国は必要な措置をとらざるをえないとし、いかなるリスクや挑戦に対応する自信、決心、能力があると強調した。