週明け11日の香港市場で舜宇光学科技(
02382)が大幅高。株価は日本時間午後4時50分現在、前営業日比7.60%高の87.05HKドルで推移している。JPモルガンが最新リポートで示した強気判断が、買いを誘ったもよう。
同日付『AAストックス』によると、JPモルガンは、同業の台湾の光学レンズメーカー、大立光電の2019年1月売上高が前月比4%の増加に転じ、前年同月比の下げ率も18年12月の34%から5%に縮小したと指摘。これを踏まえ、大立光電の売り上げが底を打ち、19年7−9月期には伸び率が30%台まで回復するとの見通しを示した。大立光電は、中国の大手スマートフォンメーカー、華為技術(ファーウェイ)に光学レンズを供給している。
ファーウェイは新製品「P30 Pro」のリリースを予定しており、4000万画素+2000万画素+800万画素のトリプルレンズカメラが採用されるとみられている。光学ズーム5倍対応の望遠レンズや、広角レンズ、背景にボケを生成する「ワイドアパーチャ」機能なども搭載される見通し。
シティは、舜宇光学科技が「P30 Pro」のカメラモジュールの2大サプライヤーのうちの1社に選ばれると指摘。そのため、19年1月期はスマホレンズなどの出荷の伸びも期待できるとし、投資判断を「オーバーウエート」に設定した。