2018-06-22 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、買い戻し優勢 ソフトウエア・通信機器株に買い
22日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.35%高の2885.97ポイントだった。深セン成分指数も0.77%高の9388.67ポイントと反発。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1797億元。
上海総合指数はほぼ全面安で始まったが、前引けにかけて切り返し、小幅高で午前の取引を終えた。前日は終値が心理的節目の2900ポイントを割り込み、2016年6月24日以来およそ2年ぶりの安値を付けていただけに、割安感が出た銘柄の買い戻しが次第に優勢となった。当局が金融緩和により下支えを図るとの期待も根強い。市場では、中国人民銀行(中央銀行)が早ければ今週末に預金準備率引き下げを発表するとの観測が浮上した。セクター別では、ソフトウエアや通信機器、電子・IT、鉄鋼が高い。半面、空運が逆行安を演じている。
上海B株指数は0.94%高の288.42ポイント、深センB株指数は0.39%高の1064.09ポイントとともに反発した。