UBSは最新リポートで大手総合不動産デベロッパー、碧桂園(
02007)の投資判断を「中立」に据え置いた。現在株価は1株NAV(純資産価値)に対して23%ディスカウント水準に相当する上、2018年予想PER8.5倍の水準で推移しており、プラス要因は織り込み済みとの見方だ。一方、目標株価はこれまでの11.14HKドルから14.57HKドルへ31%引き上げた。『AAストックス』が24日伝えた。
UBSは碧桂園の2017−19年の予想純利益を34−49%の幅で上方修正。会計政策の変更や予想上回る不動産販売額の伸びを反映させた。碧桂園が10月末時点で通期販売目標の97%を達成したことを踏まえ、UBSは2017年の販売額予測値を8%引き上げ5400億元に設定した。ただ、バラック地区補助金が2018年に削減されるほか、2017年の比較対照値が高い水準になると予想されることから、2018年の販売額の伸びは鈍化する見通しとした。
碧桂園の株価は日本時間午後3時42分現在、前日比2.34%高の13.14HKドルで推移している。