中国の大手金鉱会社、紫金鉱業集団(
02899/
601899)は22日大引け後、カナダに本社を置く資源企業、アイバンホー・マインズと共同出資で開発しているコンゴ民主共和国カモア銅鉱山プロジェクトの進捗に関する公告を発表した。
公告によると、カモア銅鉱山内で高品位銅鉱床が発見されたカクラ鉱区では、11月に初めての発破作業を実施。今後1年程度をかけて3600メートルの斜坑建設工事を進めていく。カクラ鉱区では現在、14カ所で掘削リグが稼働しており、そのうち10基は高品位銅鉱床が広がっているとみられる同鉱区の西側、南東側での探査を進めていく。
一方、新たに採掘を計画している鉱区の予備的経済評価(PEA)と採掘計画については今年12月までの完了を目指していると説明。今年5月時点では、カクラ鉱区とカンソコ鉱区でそれぞれ600万トンの採掘を行うと発表している。また、カモア銅鉱山内における掘削距離は今年5月の7.7キロから10月末時点で12キロまで拡大しており、この調査結果を18年1月に発表するとした。