2017-10-13 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:小反発、党大会控えた政府系資金の買い支え見込む
13日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に反発。前場終値は前日比0.15%高の3391.16ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2388億7700万元。
上海総合指数は前日終値付近の小動きでスタート。前引けにかけて上げ幅を広げ、前場の高値圏で引けた。きょうから週明けにかけて9月の貿易統計と物価統計が発表されるとあって市場の様子見ムードは強いものの、来週開催の中国共産党大会に向けて「国家隊」と呼ばれる政府系資金が相場を支えるとの思惑買いが入ったもよう。中国証券監督管理委員会(CSRC)は9月25日に開いた幹部会議で、「党大会の勝利のために良好な資本市場環境を作り出す」と表明。報道によると、CSRCは同月、大手証券会社に株式市場の安定確保を指示した。セクター別では化学工業や医薬、電子部品が上げた半面、軍需関連、通信、鉄鋼が下げた。
上海B株指数は0.18%高の359.66ポイントと3日ぶりに反発。深センB株指数は0.09%高の1211.71ポイントと反発した。