IT大手のテンセントが台湾系の富邦財産保険などと共同出資するネット保険代理会社の設立が中国保険当局から正式に承認されたことが分かった。『香港経済日報』などが12日伝えた。
報道によると、新会社の名称は「微民保険代理有限公司」。資本金は2億元で、出資比率はテンセントが57.8%、富邦財産保険が31.1%、中国の投資ファンドが11.1%。テンセントの対話アプリ「微信(ウィーチャット)」などのユーザー9億人を対象に保険商品を販売していくという。
テンセントによるネット保険の新会社設立は今回が初めてではなく、9月末に香港市場に上場した衆安在線財産保険(
06060)もアリババ・グループ(BABA)や中国平安保険(
02318/
601318)などと共同出資で設立している。