中国鉄路総公司の陸東福総経理は14日、中国のIT大手、テンセント(
00700)の馬化騰会長と会見を行い、同社が進める「混合所有制改革」にテンセントが参加することを歓迎するとの考えを示した。複数の中国メディアが16日伝えた。
陸総経理は会見において、双方がすでに提携しているプロジェクトの推進のほか、鉄道サービスの「スマート化」やキャッシュレス化などの開発を進め、利用者に新たな旅行・生活スタイルを提供したいと言及。また、同社が良質な資産の資本化、株式化、証券化を進める中、テンセントが同社の「混合所有制改革」に参加することを歓迎するとの期待を示した。これに対して馬会長は、テンセントの技術的な強みを生かして、中国鉄路総公司との協力を深化させていきたいと言及。鉄道のニーズに積極的に対応していきたいとの考えを示した。
なお、中国鉄路総公司の「混合所有制改革」を巡って、陸総経理は5月にアリババ・グループ(BABA)の馬雲(ジャック・マー)会長と会見を行った際に、アリババと同改革での協力を深めたいとの期待を示している。