野村インターナショナルは最新リポートで、中国のIT大手、テンセント(
00700)の目標株価を240HKドルから252HKドルに上方修正した。2016年10−12月売上高は前年同期比44%増の438億元、EPSは前年同期を30%上回る1.23元に上ると予想。モバイルゲームの売り上げ拡大が減速する一方、P4P(パフォーマンス連動型)広告は堅調な伸びを維持するとの見方を示した。投資判断は「買い」を維持している。『AAストックス』が22日伝えた。
野村は、モバイルゲームによる売上高が2016年10−12月で前四半期比1%増、前年同期比41%増の101億元と予想した。ただ、2017年1−3月にはゲーム「王者栄耀」が寄与して伸びが再び加速するとの見方を示した。
また、PCゲームの売上高は2016年10−12月で前四半期比1%増、前年比8%増の121億元、P4P広告は前年同期比77%増の52億元に達すると見込んでいる。このほか、フィンランドのゲーム開発会社スーパーセルからの配当収入がテンセントの2017年利益を約5%押し上げるとした。
テンセントの22日終値は前日比1.90%高の215.00HKドル。