中国動画プラットフォームのビリビリ(
09626)は3日大引け後、2022年1−3月期の売上高が53億−55億元となる見通しを発表した。前四半期(21年10−12月期)比で減少することになる。
同時に発表した21年10−12月期決算は、売上高が前年同期比50.5%増の57億8100万元、純損失が20億8800万元(前年は8億2800万元)だった。株式報酬支出や事業買収に伴う無形資産の償却と税金、上場企業株式の変動などを除く調整済み損益(非GAAPベース)は16億6000万元の黒字に転換した(前年は6億9200万元の赤字)。
21年10−12月期の月間平均利用者(MAU)は2億7170万人、モバイルMAUは2億5240万人で、ともに前年同期比35%増えた。1日当たり平均利用者(DAU)は34%増の7220万人、月間有料利用者(MPU)は37%増の2450万人だった。
21年12月本決算の純損失は67億8900万元と前年の30億1200万元から拡大し、ファクトセットによる市場コンセンサス予想の63億5000万元から下振れした。調整済み損益は55億元の赤字と前年の26億元から拡大した。売上高は前年比61.5%増の193億8400万元。部門別では、モバイルゲームが前年比6%増の51億元、付加価値サービスが80%増の69億元、広告が145%増の45億元、電子商取引・その他が88%増の28億元。
ビリビリの3日終値は前日比0.25%安の238.00HKドル。