中国の自動車情報メディア『晩点Auto』は2日、小米集団(
01810)が開発中の自動車の第1弾モデルに搭載する「LiDAR」(周囲の3次元データをレーザーで測定するセンサー)を禾賽科技(HESAI)から調達することが分かったと報じた。第1弾モデルはセダンで、最上級タイプの販売価格は30万元を超える見通し。
LiDARは、高度な自動運転を実現するカギを握るセンサー。小米集団関係者によると、同社の雷軍会長はスマート電気自動車(EV)が結局は自動運転に向かうと確信しており、同社は自動運転に30億元を投資している
同社は昨年8月、7700万米ドルを投じて自動運転技術を開発する深動科技を買収し、自動運転コンピューティングチームを立ち上げた。同チームの陣容は現在500人だが、年内に600人へ増強する。同社は自動運転の路上試験車両を40台保有している。
中国メディア「36kr」によると、小米集団は車載電池のサプライヤーとして寧徳時代新能源科技(300750)とBYD(
01211/
002594)傘下の弗迪電池を選定。ローエンドモデルには弗迪電池のリン酸鉄リチウムブレード電池を搭載し、ハイエンドモデルには寧徳時代新能源科技が今年発表した「麒麟電池」を搭載するという。
小米集団の株価は日本時間午後3時33分現在、前日比2.64%安の11.08HKドルで推移している。