オンラインゲーム大手、ネットイース(
09999)のメタバース(中国語:元宇宙)関連の商標登録申請が却下されたもよう。同社は昨年11月、「網易雲元宇宙(ネットイース・クラウド・メタバース)など複数の商標登録を申請したが、本土メディアの報道によると、審査状況は「却下通知送付済み」になった。それより先に申請した「網易元宇宙(ネットイース・メタバース)の商標登録もすでに却下されている。『AAストックス』が23日伝えた。
中国でメタバース関連への監督・管理を強化する動きが出ている。大手通信キャリアのチャイナ・モバイル(
00941)、チャイナ・テレコム(
00728)、チャイナ・ユニコム(
00762)と華為技術(ファーウェイ)が21年に立ち上げた「中国移動通信聯合会メタバース産業委員会」はこのほど、「メタバース産業自律公約」を発表。メタバース産業は実体経済を支援すべきであり、市場のバブルを防ぐためには資本市場の投機行為を食い止めなければならないとした。
ネットイースのほかに、インターネットサービス大手、テンセント(
00700)傘下の騰訊音楽娯楽科技(深セン)が21年9月に提出したメタバース商標申請も却下されたと報じられている。
ネットイースの株価は日本時間午後0時17分現在、前日比2.53%安の146.50HKドルで推移している。