株価指数を運営するFTSEラッセルはこのほど、傘下のグローバル株式指数シリーズやグローバル中国A株指数シリーズから7月28日付で中国企業20社を除外すると発表した。『経済通』が8日伝えた。

　バイデン米大統領は先月3日、安全保障への脅威を理由に、米国人による株式投資を禁止する中国企業を拡大する大統領令に署名しており、「非SDN中国軍産複合企業リスト」（NS-CMICリスト）に収載された企業は計59社となった。FTSEラッセルは除外の理由について、指数のユーザーが米国の行政命令に違反することを懸念したためとしている。

　除外される20社は以下の通り。中船防務（00317/600685）、航天彩虹無人機（002389）、航天晨光（600501）、中航飛機（000768）、中航航空高科技（600862）、中航重機（600765）、中航光電科技（002179）、中航瀋飛（600760）、長沙景嘉微電子（300474）、航天時代電子技術（600879）、中航航空電子系統（600372）、中国衛通集団（601698）、中国船舶重工（601989）、中国船舶重工集団動力（600482）、福建火炬電子科技（603678）、貴州航天電器（002025）、内蒙古第一機械集団（600967）、江西洪都航空工業（600316）、北方導航控制技術（600435）、中航電測儀器（300114）。