モルガン・スタンレーは最新リポートで、中国の新エネルギー自動車販売台数について、ロックダウン(都市封鎖)が解除された6月の販売が好調だったことを踏まえ、22年予想(基本シナリオ)を24%引き上げて570万台とし、23年については17%引き上げて660万台に設定した。22年下期の展望に関しては、受注の力強い伸びに加え、チャネルの在庫減少、魅力的な車種ラインアップを背景に、販売は増勢が続くとの見方を示した。『AAストックス』が8日伝えた。
中国の新エネ車の普及率について、25年に44%、30年にはさらに71%に拡大すると予想。25年と30年の販売台数はそれぞれ1060万台、1900万台に達し、全世界の40%を占めると見込む。
個別ではBYD(
01211)の目標株価を256HKドルから300HKドルに引き上げ、投資判断を「イコールウエート」に設定。理想汽車(
02015)の目標株価も159HKドルから209HKドルに引き上げ、投資判断は「オーバーウエート」に設定した。小鵬汽車(
09868)については目標株価を165HKドルから160HKドルに引き下げた一方、投資判断は「オーバーウエート」とした。
日本時間午後3時48分現在、関連銘柄の値動きは次の通り。
■BYD(
01211):318.60HKドル(前日比1.97%安)
■理想汽車(
02015):150.50HKドル(同1.76%安)
■小鵬汽車(
09868):125.30HKドル(同0.64%高)