◇洛陽モリブデン
◇CMOC Group Ltd.
◇ハンセン:03993
◆ポイント
◇一般管理費が32%増も金融収支を82%減に圧縮で利幅拡大
◇銅・コバルト部門が2桁の増収増益、市場価格がともに上昇
◇26年の生産目標は銅が76万−82万トン、コバルトが10万−12万トン
◆26年の生産目標は銅が76万−82万トン、コバルトが10万−12万トン
洛陽モリブデンが発表した2025年12月本決算は売上高が前年比3.0%減の2066億8400万元、純利益が50.3%増の203億3900万元となった。金属取引部門の減収で売上高は小幅に縮小したが、利幅の厚い銅・コバルト部門の成長で採算が改善した。粗利益率は前年の16.5%から23.9%に上昇。営業費用は販売費が12.9%増の1億500万元、一般管理費が31.9%増の28億600万元、研究開発費が22.0%増の4億3200万元に膨らんだが、金融支出を82.2%減の5億1300万元に圧縮し、利幅が広がった。
事業別では稼ぎ頭の銅・コバルト部門が好調で、売上高が21.1%増の612億6800万元、粗利益が42.8%増の343億1800万元。コンゴ民主共和国の鉱山での増産が寄与した。生産量は銅が14.0%増の74万1149トン、コバルトが3.0%増の11万7549トン。市場価格では銅が平均で8.7%、コバルトが42.8%上昇し、4割超の増益要因となった。モリブデン・タングステン部門は売上高が7.8%増、粗利益が21.3%増。モリブデン価格が歴史的な高値圏で推移する中、タングステン価格も急騰した。ニオブ・リン部門は生産体制の効率化が寄与し、17.6%増収、30.4%増益。
26年の生産・販売量目標は銅が76万−82万トン、コバルトが10万−12万トン、金が6−8トン、モリブデンが1万1500−1万4500トン、タングステンが6500−7500トン、ニオブが1万−1万1000トン。このほかコンゴ民主共和国の銅・コバルト事業では27年までに精鉱の製錬能力を726万トン増やす計画。
◆会社概要
中国のモリブデン最大手。モリブデンの採掘、製錬、加工業務のほか、タングステンや銅などの生産を手掛ける。国内では河南省と新疆ウイグル自治区に鉱山を保有。河南・三道荘鉱山のモリブデン埋蔵量は世界最大級、タングステンも世界有数の規模を誇る。海外ではコンゴ民主共和国の銅・コバルト鉱山、ブラジルでのニオブ・リン事業、ベースメタル事業を手掛けるオランダのIXMを買収している。23年3月、車載電池最大手のCATL(
03750)が実質2位株主となった。
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