2024-07-02 |
香港/企業動向/ホテル・観光 |
復星国際、北海道「星野リゾート トマム」を売却
中国民営コングロマリットの復星国際(00656)は1日、北海道のスキーリゾート「星野リゾート トマム」を売却すると発表した。復星国際の子会社である上海豫園旅游商城(600655)が、同リゾート持ち株会社の新雪の出資持ち分99.998%を全て合同会社YCH16に譲渡することで6月28日に合意した。譲渡額は408億3700万円。
新雪は株式会社星野リゾート・トマムと株式会社トマムプロパティを100%保有している。買い手のYCH16は不動産投資を手掛けており、鈴木大亮氏が唯一の株主。一方、売り手の上海豫園旅游商城は復星国際が61.85%出資しており、上海市の観光名所として知られる「豫園商城」を運営する。
復星国際は、上海豫園旅游商城が「東方生活美学」を経営理念に掲げて事業のスリム化と経営資源の集約を進めていると指摘。「星野リゾート トマム」の売却が上海豫園旅游商城と復星国際の財務と業績の改善につながると説明した。
復星国際の株価は日本時間午前11時11分現在、前営業日比1.90%高の4.28HKドルで推移している。
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