東風汽車集団（00489）は25日大引け後、高級新エネルギー車ブランド「嵐図汽車（VOYAH）」の中型・大型スマート電気SUVの量産試作（プリプロダクション）を開始したと発表した。2021年10−12月期に市場へ投入する。VOYAH は21年以降、毎年1つ以上の新モデルを市場に投入していく計画。嵐図汽車は今後5年間にセダンやSUV、MPVなどの車種セグメントに向けて多様なモデルを導入し、高級電気自動車の製品ラインアップを拡充すると表明した。

　嵐図汽車は20年7月にブランド戦略と初のコンセプトカー「iLand」を公表。9月に最初の量産コンセプトモデルである「iFree」を発表していた。同ブランド初のSUVは「iFree」をベースに造られた。純電気（ピュアEV）とレンジエクステンダー（プラグインハイブリッドの一種）の2つの駆動モードを備え、「5G」のネットワーク技術を搭載している。

　東風汽車集団の25日終値は前日比3.21％安の8.14HKドル。