
| 2026-10-02 |
中国/業界動向/自動車・二輪 |
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高速道路の充電、国慶節に混雑 EV集中で待ち時間長期化
中国で国慶節(建国記念日)連休が始まり、高速道路のサービスエリアで電気自動車(EV)の充電待ちが相次いでいる。10月1日の高速道路の充電量は2804万6900キロワット時と前年同期比60.4%増え、過去の祝日で1日当たりの最高を更新した。『新浪財経』が2日伝えた。
国家の充電施設監視サービスに登録された高速道路の充電口6万2700基を対象にした集計によると、9月30日夜から10月1日未明にかけても多くのサービスエリアで充電待ちが発生し、待ち時間が5時間を超えたとの報告もある。SNSでは169番目の順番を取ったとの投稿もみられた。
混雑の背景には、連休で高速道路に車が集中する一方、充電設備の容量には限りがあることがある。充電には給油より時間がかかるため、短時間に利用が集中すると待ち時間が一気に膨らみやすい。エンジンで発電し、その電力でモーターを駆動する「シリーズ式ハイブリッド車(EREV)」やプラグインハイブリッド車(PHEV)の利用増加を指摘する声もあるが、業界関係者の劉浩氏は「混雑の主因は特定の動力方式ではなく、連休中に充電需要が急増することだ」と指摘する。
充電を選ぶ理由の一つは料金だ。高速道路の充電料金が1キロワット時当たり2.8元に上昇したとの情報を前提に、電費を100キロ当たり17キロワット時とすると電気代は47.6元。92号ガソリンを1リットル当たり8.59元、高速道路での燃費を100キロ当たり7リットルとした場合のガソリン代は60元強となり、なお電気の方が安いとの計算になる。
一方、急速充電をうたうサービスでも、利用者の集中で充電速度が低下するケースがある。あるブランドの担当者は、蓄電設備への補充が利用増加に追いつかず、充電速度が落ちる場合があると説明。最大1500キロワットの出力には蓄電設備の電力が必要で、補充は自動で行われるため、人為的に速度を上げることはできないという。
交換式バッテリーを使うサービスでも混雑が発生している。ある交換ステーションでは28人が待機し、システム上の待ち時間が5時間16分と表示された例もあった。
車両や充電設備の稼働データを分析する「智慧車聯網平台」によると、充電需要は10月1日にピークを迎え、午前7時−午後8時が高需要時間帯となった。復路の交通が集中する10月5、6日も需要は高水準となる見通しで、ピークは5日が午前11時−午後9時、6日が午前10時−午後10時と予測している。
劉氏は対策として、主要高速道路の充電設備増設に加え、高速道路の出入り口周辺に公共充電ステーションを整備し、サービスエリアへの集中を分散させる必要があると指摘。サービスエリア内で充電設備を分けるほか、ナビゲーションアプリで待ち時間を表示し、移動式充電車や臨時設備を活用するなどの対策を挙げている。