民営自動車メーカー大手、吉利汽車(
00175)は17日大引け後、長期的な後継者計画に伴う経営体制の刷新を発表した。人事は18日付で発効する。
創業者の李書福氏は会長と執行取締役を退任し、終身名誉会長に就く。今後は他の事業により多くの時間を充てるほか、長期的な後継者計画の実施に合わせて経営体制の移行を進める。退任後も主要株主かつ支配株主としてとどまり、現時点で保有株を減らす計画はないとしている。
会長には、これまで執行取締役を務めていた安聡慧氏が就任する。グループでの豊富な経験を生かし、グループ内の連携強化を進める。
副会長には、これまで最高経営責任者(CEO)を務めていた桂生悦氏が就く。CEOを退任する一方、執行取締役にはとどまり、経営陣との連携を担う。
新たなCEOには、これまで執行取締役を務めていた淦家閲氏が就任する。豊富な経営経験と業界知識を生かし、事業運営と長期戦略の実行を指揮する。
李東輝氏は副会長を退任するが、執行取締役として引き続き経営に携わる。
今回の人事は、経営の実務を担うプロ経営者への権限移譲を進め、コーポレートガバナンス体制を強化する狙い。グループとの連携を深め、業界の専門知識や戦略的資源、経営経験、事業協力の機会を引き続き共有しながら、長期的な成長につなげるとしている。