
| 2026-08-17 |
中国/マーケット/証券 |
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中国のマクロ経済・資本市場動向(8月10日週)
8月第2週(8月10−14日)の中国市場は、本土A株と香港株がそろって下落し、前週の上昇基調から一転して調整色が強まった。A株では創業板指数が上昇を維持した一方、滬深300指数や上海総合指数、科創50指数が下落。香港市場では主要3指数がそろって2%超下落した。売買代金も本土、香港ともに前週から減少し、投資家の慎重姿勢が強まった。
本土A株の週間売買代金は11兆7623億5000万元と、前週の12兆1479億2000万元から3.17%減少した。上海市場のメインボードは1.61%減、深セン市場のメインボードは1.02%減、北京証券取引所は12.50%減となった。創業板も5.23%減、科創板は6.07%減と商いが細った。
主要指数では、滬深300指数が0.61%安と前週の2.32%高から下落に転じた。上海総合指数も0.33%安と前週の2.81%高から反落。一方、深セン成分指数は0.30%高、創業板指数は1.77%高と上昇を維持した。科創50指数は1.51%安と、前週の6.61%高から反落した。
業種別では「総合」が7.21%高と上昇率トップとなり、「通信」が5.10%高、「医薬バイオ」が1.92%高、「不動産」が1.81%高、「食品飲料」が1.39%高だった。前週に上昇をけん引した電子や非鉄金属などの値動きが鈍り、相場全体の上値を抑えた。
香港市場も軟調だった。ハンセン指数は週間で2.15%安と、前週の0.84%安から下落幅が拡大。ハンセン中国企業指数は2.24%安、ハンセンテック指数は3.10%安と下げが目立った。香港市場全体の売買代金も9190億2300万HKドルと、前週の9747億3100万HKドルから5.72%減少した。
本土から香港への資金流入も勢いを欠いた。上海経由の「港股通(南向き取引)」は69億7600万HKドルの純流入と、前週の82億9900万HKドルから縮小した。深セン経由では68億8700万HKドルの純流出に転じ、前週の16億6600万HKドルの純流入から大きく悪化した。
資金調達面では、本土A株の新規株式公開(IPO)が5社、調達額は92億1700万元となった。前週の3社、28億2700万元から件数、調達額ともに増加した。内訳は北京証券取引所が2社で10億3000万元、科創板が2社で76億3300万元、創業板が1社で5億8100万元だった。
香港ではIPOはなかったものの、増資が6件、調達額は18億2100万HKドルとなった。前週の増資10件、5億7700万HKドルから件数は減った一方、調達額は大幅に増加した。株主割当増資は2件、調達額は8700万HKドルだった。
投資信託市場では新規発行が27本、発行規模は57億5300万口と、前週の18本、51億4900万口から拡大した。株式型基金は13本、29億1200万口、混合型基金は8本、16億5200万口、債券型基金は6本、11億8800万口だった。株式・混合型を中心に新規設定が増えた。
債券市場では新規発行額が1兆7703億3500万元と、前週の1兆6251億3200万元から増加した。銀行間譲渡性預金証書(NCD)の発行額は6978億2000万元と、前週の5486億3000万元から拡大。地方政府債も2828億2300万元と、前週の1818億4000万元から増加した。市場全体の債券取引量も9兆7731億元と、前週の9兆1719億4200万元から増えた。
中国市場はA株、香港株ともに下落し、前週から地合いが悪化した。A株では売買代金が減少し、香港では本土資金が深セン経由で純流出に転じた。もっとも、IPOや投資信託の新規設定、債券発行は拡大しており、資本市場の資金調達機能は維持されている。株式市場では、商いを伴った反発に転じられるかが次週以降の焦点となる。