シティグループは最新リポートで、パソコンの世界最大手、レノボグループ(
00992)の2026年4−6月期決算について、売上高や利益が市場予想を大幅に上回り、人工知能(AI)を軸とする成長戦略の進展が確認されたと評価した。売上高は前年同期比43%増の269億4300万米ドルと四半期ベースで過去最高を更新し、シティと市場の予想をそれぞれ24%、20%上回った。『AAストックス』が13日伝えた。
リポートによると、業績をけん引したのは、インフラソリューション事業グループ(ISG)の急成長と、インテリジェントデバイス事業グループ(IDG)の高い競争力。粗利益率は16.5%と前年同期から拡大し、シティと市場予想を上回った。非GAAPベースの純利益は前年同期比176%増の10億7500万米ドルとなり、シティと市場予想をそれぞれ64%、149%上回った。非GAAPベースの純利益率も4%に改善した。
事業別では、IDGの売上高が27%増の171億米ドル、営業利益率は7.1%で横ばい。世界のパソコン市場でのシェアは24.2%に上昇し、2位との差をさらに広げた。ISGの売上高は98%増の85億米ドルと過去最高を更新し、営業利益率も9.1%に拡大。クラウドサービス事業者や企業・中小企業向けの需要が伸び、AIサーバーの受注も好調だった。AI関連の受注残は540億米ドルと前四半期比157%増加した。ソリューションサービス事業グループ(SSG)の売上高も28%増の29億米ドルとなり、営業利益率は24.2%に上昇した。
シティは、事業価値の積み上げによる評価でレノボの目標株価を31HKドルとし、投資判断は「買い」を維持。強いサーバー需要や収益力に加え、パソコン、スマートフォン、サービス事業の安定した業績を評価している。目標株価は28年3月期予想PER(株価収益率)13.6倍に相当する。