大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、清華大学発の人工知能(AI)企業、北京智譜華章科技(
02513)のカバレッジを開始し、投資判断を「買い」、目標株価を1500HKドルに設定した。7月のAI関連株の売りが、最先端モデル開発企業への投資に伴うリスクを浮き彫りにしたと指摘。月之暗面(Moonshot AI)のAIモデル「Kimi K3」の登場は、モデル開発における優位性が数週間で入れ替わる可能性を投資家に再認識させたと分析した。『AAストックス』が12日伝えた。
一方、北京智譜華章科技の投資価値は、清華大学を基盤とする研究力、頻繁なモデル更新、実際の業務利用から得られるコーディングやAIエージェントのフィードバック、推論処理を含む一貫した技術基盤、国産半導体への対応力を通じて、技術の最前線を走り続けられるかどうかにかかっているとみている。
長期的には、こうした技術開発のペースが売上高の成長につながり、最終的に黒字化を実現すると予想。北京智譜華章科技の年間クラウド経常収益(ARR)は26年7月に10億米ドルに達し、会社目標を5カ月前倒しで達成した。大和は、北京智譜華章科技の売上高が25年の7億2400万元から29年には475億元に拡大し、年平均成長率(CAGR)は185%に達すると予測している。
また、クラウド型AIサービス「MaaS(モデル・アズ・ア・サービス)」が北京智譜華章科技の最大の収益源になると予想。価格設定や推論効率、稼働率の改善に伴い、粗利益率は26年の31%を底に29年には40%まで回復し、同年に調整後利益を計上するとみている。