中国のネット通販最大手、アリババ集団(
09988)のクラウド事業子会社、阿里雲(アリババクラウド)はこのほど、全モジュール化設計を採用した次世代型データセンターの開発により、大型AIデータセンター(AIDC)の建設・引き渡し期間を100日まで短縮した。工期を大幅に短縮する一方、データセンター全体の建設コストも10%以上削減しており、2026年にはモジュール型データセンターの世界生産能力を2倍以上に引き上げる計画。中国メディアの報道を引用して『信報』が10日伝えた。
阿里雲によると、「CUBE 5.0」はAIDC向けに開発した次世代アーキテクチャー。電力供給、冷却、セキュリティー、スマート化、消防の5システムを全面的にモジュール化し、モジュール化率を従来の30%から90%に高めた。
CUBE 5.0を採用したデータセンターでは、基礎となる建屋やコンテナの設置からサーバーやネットワーク機器を搬入する前までの工程を100日で完了する。内訳は工場での生産と現場準備に30日、現地での組み立てに50日、調整・試験に20日。電力供給、冷却、セキュリティー、スマート化、消防の5システムを100日で整備する。
中国国内の従来型データセンターの引き渡しには6−12カ月、米国では12−18カ月程度かかるとされ、阿里雲はモジュール化によって建設期間を大幅に短縮した。
アリババ集団の株価は日本時間午前10時35分現在、前日比2.53%高の129.90HKドルで推移している。