2026年8月2日時点のAI大規模言語モデル(LLM)ランキングで、中国勢の技術力が世界上位に浮上した。
総合ランキングでは、米Anthropicの「Claude Opus 5」がEloレーティング1511で首位となり、「Claude Fable 5」、米OpenAIの「GPT-5.6 Sol」が続いた。中国勢では、アリババ集団(
09988)の「Qwen3.8-Max」が1507で4位、月之暗面(Moonshot AI)の「Kimi-K3」が1506で5位に入り、米国の最先端モデルとほぼ並ぶ評価を獲得した。
上位100モデルでは、中国勢の層の厚さも際立った。アリババ集団は「Qwen」シリーズの複数モデルがランクインしたほか、北京智譜華章科技(
02513)の「GLM-5.2」が21位、百度集団(
09888)の「ERNIE-5.1」が26位、DeepSeekの「DeepSeek-V4-Pro」が30位、小米集団(
01810)の「MiMo-V2.5-Pro」が34位、MiniMax(
00100)の「Minimax-M3」が47位に入った。
オープンモデル分野でも中国企業の存在感が高まっている。独自ライセンス以外のモデルを対象にしたランキングでは、アリババ集団の「Qwen3.8-Max」が首位、月之暗面の「Kimi-K3」が2位となった。北京智譜華章科技の「GLM-5.2」、DeepSeekの「DeepSeek-V4-Pro」、小米集団の「MiMo-V2.5-Pro」なども上位に入った。
北京智譜華章科技、DeepSeek、小米集団の各モデルはMITライセンス(米マサチューセッツ工科大学が策定したオープンソース向けライセンス)を採用しており、開発情報の公開性や利用のしやすさを備えながら、米グーグルのオープンモデル「Gemma-4-31B-it」を上回る評価を得た。オープンモデル市場では、中国企業が技術開発をけん引する構図が鮮明になっている。
ランキングは、エージェント型AIの性能を競う「Arena+」、10種類の難度の高い評価指標を統合した「AAII(Artificial Analysis Intelligence Index)」、流動性知能を測る「ARC-AGI」の3つのベンチマークを基に算出した。