英政府は、中国企業がロンドン市場で証券を発行する際、国際監査基準(ISA)への準拠を一時的に免除する方針だ。英財務報告評議会(FRC)は16日に声明を発表し、2026年9月から中国企業は国際監査基準ではなく、中国の監査基準に基づいて監査を受けた財務諸表を用いて、英国で証券を発行できるようになると明らかにした。外電を引用して『明報』が16日伝えた。
今回の措置は、中国企業による英国での資金調達を促進するため、英当局が第三国の監査機関に関する規則を見直したことを受けたもの。FRCは2021−22年、中国の監査基準は国際監査基準と同等ではないとの見解を示していた。一方、特例措置の終了時期については明らかにしていない。
ロンドン市場では、中国太平洋保険(
02601/
601601)や中国長江電力(
600900)など中国の大手企業がグローバル預託証券(GDR)を発行して上場した実績がある。ただ、近年はGDRの発行件数が大幅に減少しており、ファストファッション通販大手のSHEINもロンドン市場への上場計画を見送り、香港上場へ軸足を移している。