中国の民営製薬会社、石薬集団(
01093)は14日大引け後、注射用ドセタキセル(アルブミン結合型)(HB1801)と、ヒト上皮増殖因子受容体2(HER2)二重特異性抗体「アンベニタマブ(KN026)」を併用する治療法が、中国国家薬品監督管理局(NMPA)から画期的治療薬(ブレークスルーセラピー)の指定も取得したと発表した。適用は切除不能または転移性のHER2陽性乳がん成人患者に対する一次治療。同社は近く新薬承認申請(NDA)を提出する方針を示した。
HB1801は石薬集団が独自開発した。アンベニタマブは同社子会社の上海津曼特生物科技と康寧傑瑞生物製薬(
09966)が共同開発した。なお、アンベニタマブはすでに、一次治療後に病勢が進行したHER2陽性進行胃がんを適応症として、NMPAから画期的治療薬指定を取得している。
HB1801とアンベニタマブの併用療法は現時点で、HER2陽性乳がんの術前補助療法、術後補助療法、進行がん一次治療を含む全治療段階にわたる臨床開発を完了している。また、HB1801については乳がんや胃がんなどを対象とする適応症の開発も第3相臨床試験段階に入っている。