
| 2026-07-13 |
中国/マーケット/証券 |
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中国のマクロ経済・資本市場動向(7月6日週)
7月第2週(7月6−10日)の中国市場は、6月の物価統計を受けてインフレ圧力の高まりが意識される一方、香港市場では投資家心理の改善を背景に主要指数がそろって上昇した。本土市場はハイテク株の一角が買われたものの、主要指数は総じて軟調で、売買代金も減少した。
中国の6月の経済指標では、物価上昇圧力が強まった。消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.00%上昇と前月の1.20%上昇から伸びが鈍化した一方、前月比では0.30%低下した。生産者物価指数(PPI)は前年同月比4.10%上昇と前月の3.90%上昇から伸びが拡大し、前月比では0.30%低下した。
中国本土のA株市場では主要指数がおおむね下落した。上海総合指数は週間で1.17%安と前週の0.41%高から反落。深セン成分指数は3.53%安、創業板指数は4.41%安となった。一方、科創50指数は4.52%上昇し、ハイテク関連株への資金流入が続いた。
業種別では「コンピューター」が2.74%上昇と上昇率首位となり、「メディア」(2.01%高)、「不動産」(1.89%高)、「銀行」(1.89%高)が続いた。一方、市場全体の売買代金は14兆6342億元と前週比14.88%減少し、商いは低調だった。
香港市場は全面高の展開となった。ハンセン指数は週間で3.53%上昇し、前週の2.99%高から上げ幅を拡大。ハンセン中国企業指数は4.41%高、ハンセンテック指数は4.95%高だった。市場全体の売買代金は1兆2617億HKドルと前週比3.75%増加した。港股通(南向き取引)の資金純流入は上海経由が213億800万HKドルと前週比211.27%増、深セン経由も177億4800万HKドルと同303.40%増となり、本土資金の流入が大幅に拡大した。
資金調達面では、本土市場で新規株式公開(IPO)が3社あり、北京証券取引所2社、科創板1社で調達額は計21億1700万元と前週の19億5600万元を上回った。香港市場ではIPOはなく、増資13件と株主割当増資2件で調達額は計486億1400万HKドルとなり、前週から大幅に増加した。
投資信託市場では新規設定が18本、発行規模は58億6700万口と、前週の172億9700万口(31本)から大きく縮小した。株式型や混合型ファンドの設定が減少し、市場への新規資金流入は鈍化した。
香港市場では本土資金の流入拡大を背景に相場が堅調だった一方、本土市場では売買代金の減少が続き、投資家の慎重姿勢も残る。物価上昇の持続性や政策運営への影響に加え、市場への資金流入が回復基調を維持できるかが今後の焦点となる。