光大証券国際の伍礼賢ストラテジストはこのほど、2026年の夏休みシーズンが本格化するなか、中国本土の旅行市場は力強い回復局面を迎えるとの見通しを示した。卒業旅行や家族旅行の需要が集中して高まり、旅行関連企業の業績を押し上げる要因になると指摘。個人消費の持ち直しや旅行意欲の回復を背景に、関連銘柄への注目が集まるとみている。『香港01』が13日伝えた。
伍氏は、6−8月は卒業旅行シーズンとなっており、学校やサークル単位の団体旅行に加え、個人や少人数での旅行も増えることから、旅行需要は季節的なピークを迎えると指摘。夏休み期間中は有料観光地の多くが卒業生などを対象に入場料を無料とする優待策を打ち出しており、旅行需要の拡大が期待されるとした。
個別では、中国のオンライン旅行会社大手、同程旅行(
00780)をピックアップ。同程旅行は中国本土の大衆旅行市場、とりわけ地方都市や低価格帯市場で強みを持ち、2026年1−3月期も堅調な業績だったと指摘。夏休み需要の恩恵を受ける可能性が高いとした。
航空株も国際原油価格の下落を受けて燃料コスト負担が軽減されつつあるとし、注目に値するとした。中国東方航空(
00670/
600115)、中国国際航空(
00753/
601111)、中国南方航空(
01055/
600029)の航空大手3社の株価は年初の上昇後に調整局面入りし、足元ではもみ合いが続いており、投資対象として注目できるとした。
一方、複数の航空会社が燃油サーチャージの引き下げを通知しており、旅行需要を刺激するほか、航空会社や旅行予約プラットフォームにもプラスに働く可能性があると予想。卒業旅行や家族旅行の需要が重なるなか、国内線の旅客数は一段の増加が期待されるとした。