10日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.60%高の24175.12ポイントだった。中国企業指数は0.52%高の8039.19ポイント。メインボードの売買代金は概算で3395億9000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、前場に上げ幅を拡大。米国とイランの軍事衝突への警戒感が和らぎ、前日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。9日のNY市場で原油先物相場が3日ぶりに反落し、米長期金利も低下したことが地合いの改善につながった。ただ、ハンセン指数は中盤以降にじりじりと上げ幅を縮小。中国本土市場で高く推移していた主要株価指数が下げに転じて引け、投資家心理を冷やしたもよう。
ハンセン指数構成銘柄では、香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)が大幅高。医薬品株の上昇が目立ち、石薬集団(
01093)、無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、中国生物製薬(
01177)、信達生物製薬(
01801)が大きく買われた。アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)、不動産開発の中国海外発展(
00688)は反発した。半面、車載電池大手のCATL(
03750)が8%近く下落。半導体受託製造のSMIC(
00981)、オンラインゲームのネットイース(
09999)、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)も売られた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.21%安の4721.66ポイントと3日ぶりに反落。人工知能(AI)モデル開発の北京智譜華章科技(
02513)とミニマックス(
00100)が急落し、重荷となった。米紙『ウォール・ストリート・ジャーナル』が、米企業による利用が広がっている低コストの中国製AIモデルについて、中国当局が利用規制の強化を検討していると報じ、売り材料視されたもよう。SMICと同業の華虹宏力半導体(
01347)も安い。半面、新エネルギー車を手掛ける小米集団、リープモーター(
09863)、BYD(
01211)が買われた。