野村インターナショナルは最新リポートで、GLP-1受容体作動薬(GLP-1 RA)の米国外市場の拡大が、同分野の成長を大きく後押しするとの見方を示した。現在の世界のGLP-1 RA市場規模は720億米ドルだが、第三者機関の予測では、今後10年間で1800億米ドルまで拡大し、年平均成長率(CAGR)は約11%に達する見通し。利益率の高い米国市場から、価格帯は低いものの患者数が多いその他地域への普及が、市場拡大の主なけん引役になると分析した。『AAストックス』が10日伝えた。
野村は、開発中の次世代GLP-1 RAについて、安全性や持続性が向上し、副作用も少ないほか、適応症も糖尿病や肥満症にとどまらず、さらに広がる可能性があると指摘した。GLP-1 RAは高い治療効果を背景に、糖尿病治療薬から体重管理向け治療薬へと適応を広げ、商業的な成功を収めていると評価した。
こうした市場環境を踏まえ、野村は無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、信達生物製薬(
01801)、凱莱英医薬集団(
06821)の目標株価を引き上げた。投資判断はいずれも「買い」を維持した。野村による最新レーティングは次の通り。
※銘柄名、投資判断、目標株価(HKドル)
■無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、「買い」、157.07→180.22
■信達生物製薬(
01801)、「買い」、114.64→123.17
■凱莱英医薬集団(
06821)、「買い」、115.43→131.48