9日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反発。終値は前日比1.65%高の4036.59ポイントだった。深セン成分指数は3.07%高の15398.73ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆9137億2900万元だった。
上海総合指数は、前場はマイナス圏での推移が目立ったものの、後場に入ってプラス圏に浮上すると、心理的節目の4000ポイントを回復し、大引けにかけて徐々に上げ幅を拡大した。中東情勢の緊迫化や原油供給を巡る不透明感が相場の重しとなったが、指数は前日まで3日続落し、終値で6月8日以来1カ月ぶりの安値を付けた後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが広がった。一方、国家統計局が午前に発表した6月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比1.0%上昇となり、市場予想(1.1%上昇)を下回った。生産者物価指数(工業製品出荷価格:PPI)は4.1%上昇し、伸び率は市場予想通りだった。セクター別では、半導体や電子化学品、ガラス繊維などが買われた。半面、バッテリー素材やホテル・飲食が全面安。観光・景勝地運営や石炭なども売られた。
A株市場では、兆易創新科技集団(
603986)やSMIC(688981)、江蘇長電科技(
600584)など半導体関連銘柄が大幅高。中国DRAM大手、長キン科技が16日に科創板への新規株式公開(IPO)の申込受付を開始すると発表したことを受け、半導体関連銘柄の企業価値が改めて評価されるとの期待から買いが広がった。6月中間決算で54−69%増益となる見通しを発表した京東方科技集団(
000725)が7%近く上昇したほか、中興通訊(
000063)や招商証券(
600999)なども大幅高となった。半面、広州天賜高新材料(
002709)や南京埃斯頓自動化(
002747)、金風科技(
002202)などが売られた。6月のCPIが市場予想を下回れたことを嫌気し、四川天味食品集団(
603317)も安かった。
上海B株指数は0.31%高の275.00ポイント、深センB株指数は0.27%高の1105.49ポイント。