8日の香港市場で、中国のネット通販最大手、アリババ集団(
09988)が大幅高。株価は日本時間午後3時45分現在、前日比13.05%高の108.30HKドルで推移している。中国当局が国内の最先端人工知能(AI)モデルへの海外からのアクセスを制限する可能性を検討しているとの報道を受け、市場ではアリババ集団のAI事業に追い風になるとの見方が広がっている。
同日付『明報』によると、UOBケイヒアンのSteven Leung氏は、中国当局が海外から国内の先端AIモデルへのアクセス制限を検討していることで、アリババ集団のAI事業は海外勢との競争圧力が和らぐ可能性があると指摘した。また、アリババ集団はテンセント(
00700)や百度(
09888)、快手科技(
01024)など同業他社と比べて空売り残高が大きかったため、買い戻す動きが株価の上昇に拍車を掛けたとの見方も示した。
ロイター通信は7日、中国当局が過去1カ月間に中国の大手テクノロジー企業と会合を開き、中国の最先端AIモデルに対する海外からのアクセスを制限する可能性について協議したと報じた。事情に詳しい関係者によると、会合にはアリババ集団、字節跳動(バイトダンス)、北京智譜華章科技(
02513)などが参加した。未発表モデルのAIモデルも制限対象に含まれるという。