英国フィナンシャル・タイムズグループ傘下の専門誌『バンカー(The Banker)』が発表した2026年版の「世界銀行トップ1000ランキング」によると、自己資本(Tier1資本)ベースの世界上位10行のうち7行を中国勢が占めた。中国工商銀行(
01398/
601398)、中国建設銀行(
00939/
601939)、中国農業銀行(
01288/
601288)、中国銀行(
03988/
601988)は前年に続き世界1−4位を維持。中国郵政儲蓄銀行(
01658/
601658)は初めてトップ10入りを果たした。『信報』が8日伝えた。
世界上位10行で中国勢以外は、米国のJPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、シティグループの3行のみだった。
同誌のシルビア・パボーニ編集長は、中国の大手銀行の規模拡大は世界経済における影響力の高まりを反映していると指摘した。海外事業の拡大や人民元の国際化が進むなか、国際展開は今後の成長や収益力向上に向けて一段と重要性を増すとの見方を示した。
また、同誌が中国の銀行を対象に17項目・8分野で評価した総合ランキングでは、招商銀行(
03968/
600036)が首位となった。高い収益力が評価され、中国で6番目の資産規模を持つ銀行でありながら、中国の主要40行の中で唯一、総資産利益率(ROA)が1%を上回った。
中国勢は規模で世界をリードする一方、分野別では各国銀行がそれぞれ強みを示した。米銀は収益力で引き続き優位を維持し、欧州勢は前年の低調な業績から回復し、利益成長が加速した。
世界銀行ランキング上位100行には中国勢22行が入り、全体の5分の1超を占めた。このうち杭州銀行は順位を10位上げて100位となり、中国勢の中で最も順位を伸ばした。