外食チェーン運営大手のヤム・チャイナ(
09987)は16日大引け後、中国本土での「ピザハット」ブランド所有権を米外食大手ヤム・ブランズから買い取ると発表した。同ブランドを保有するヤム・ブランズ子会社の発行済み全株式を、ヤム・チャイナが現金12億米ドルで取得することで同日合意した。取得手続きは2026年7−9月期に完了する見通し。
現在、ヤム・チャイナはヤム・ブランズとのマスターライセンス契約に基づき、中国本土で「ピザハット」を独占的に運営(サブライセンスを含む)する権利を持つ。ヤム・チャイナはライセンス契約者からブランド所有者になる目的について、「メニュー、店舗フォーマット、新たな事業モデル、および店舗運営全般にわたる改革を推進する上で、より大きな戦略的柔軟性を得ることができる」と説明した。
また、ヤム・チャイナはヤム・ブランズにライセンス料を支払う必要がなくなるため、店舗の採算性が向上し、新規出店のハードルが低下すると見込む。24年と25年のライセンス料はそれぞれ4億7800万元、4億9400万元だった。
ピザハット中国事業の25年の売上高は23億米ドル、営業利益は1億8300万米ドルだった。ヤム・チャイナは現在、1100超の都市で4375店舗を展開している。同社は25年11月の投資家説明会で、28年までにピザハット店舗数を6000店超へ拡大し、29年までに営業利益を2024年比で倍増させる目標を明らかにした。