ロボット開発大手の深セン市優必選科技(
09880)は12日、中国GPU(画像処理半導体)メーカーの沐曦集成電路(メタX:688802)と共同出資で「曦選創智科技(無錫)有限公司」を設立し、エンボディド人工知能(AI)向け半導体チップの研究開発と量産事業を展開すると発表した。11日に江蘇省南京市で事業契約の締結式を行った。
新会社は2027年下期のテープアウト(設計完了)、28年の量産開始を目指す。中国のエンボディドAI向け高性能チップ分野の空白を埋め、人型ロボットの自律的な認識、判断、実行能力を大幅に高める「国産の頭脳」を提供する方針だ。
曦選創智科技の登録資本金は1億元で、沐曦集成電路と深セン市優必選科技の出資比率はそれぞれ35.01%。ほかに、深セン市優必選科技の傘下の浙江鋒龍電気(
002931)が4.7%を出資する。
曦選創智科技の最高経営責任者(CEO)を務める楊献波氏は、沐曦集成電路が持つ異構計算(ヘテロジニアスコンピューティング)やAI推論向け半導体の技術と、深セン市優必選科技のエンボディドAIに関する中核技術、製品、実用シーンでの強みを組み合わせ、エンボディドAI向けエッジチップと統合ソリューションの研究開発、改良、量産に注力すると表明した。性能が国際的なトップブランドに匹敵する製品とするだけでなく、エンボディドAI向けに最適化した設計にする考えを示した。