10日の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日続落。終値は前日比0.64%安の24407.96ポイントだった。中国企業指数は0.07%安の8318.73ポイント。メインボードの売買代金は概算で3205億5000万HKドル。
ハンセン指数は中盤まで次第に下げ幅を広げる展開。米国とイランによる攻撃の応酬を嫌気した売りに押された。3月23日に付けた年初来安値(24203.54ポイント)に迫る水準では買い直しが入って指数を押し上げたが、結局は終値ベースで同日以来の安値を3日連続で更新した。5月の米消費者物価指数(CPI)の発表をこの日夜に控え、次第に様子見ムードも広がった。インフレ圧力の高まりが確認されれば、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が強まる可能性が警戒されたもよう。セクター別ではエネルギー、素材、工業が安かった半面、医療・ヘルスケアが上昇した。
ハンセン指数構成銘柄では、英金融大手のHSBC(
00005)や中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)が売られて相場の重荷となった。パソコン大手のレノボグループ(
00992)は大幅に反落。車載電池大手のCATL(
03750)、中国政府系投資持ち株会社の中国中信(
00267)、電子機器受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)も安い。一方、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、ショート動画プラットフォームの快手科技(
01024)、中国インターネットサービス大手のテンセント(
00700)が大きく続伸。オンラインゲームのネットイース(
09999)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)も買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.94%安の4724.79ポイントと反落。レノボグループのほか、人工知能(AI)基盤モデル開発の北京智譜華章科技(
02513)、電気自動車メーカーの蔚来集団(
09866)とリープモーター(
09863)が大幅安だった。一方、ネットイースと快手科技、テンセントが上昇率上位を占めた。医薬品ネット通販の京東健康(
06618)も買われた。