生活アプリ運営の美団(
03690)は9日、AIネイティブブラウザー「Tabbit 1.0」を正式にリリースしたと発表した。ブラウザー形式の人工知能(AI)利用の入り口(AIゲートウェー)としてユーザーごとに最適化されるよう、メモリー機能が追加されている。『AAストックス』が10日伝えた。
Tabbit 1.0は、美団の「LongCat」や北京智譜華章科技(
02513)の「GLM」のほか、深度求索の「DeepSeek」、月之暗面の「Kimi」など中国の主要な大規模モデルを標準搭載。さらに、新たなモデルのAPIにもリアルタイムで接続していく方針だ。
Tabbitの責任者である劉炯氏によると、今年3月2日にパブリックベータ版を公開した。ベータ版のテスト期間中に100項目を超える新機能を追加し、エージェントによるタスク成功率が3月時点の53.1%から現在の91.8%へと向上した。また、5月のデータでは、ユーザー1人当たりの月間平均トークン使用量が853万トークンに達したという。
劉氏は、一般ユーザー向けの基本対話機能、ウェブページ閲覧機能、各種便利機能などの中核機能を永久に無料提供する方針を明らかにした。一方で、高頻度で利用されるエージェントの自動実行機能や、高度なカスタマイズが求められる利用シーンについては、計算力コストとのバランスを取るため、差別化されたサブスクリプション(定額課金)モデルの導入を検討していくとしている。