HSBCグローバル・リサーチは最新リポートで、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が示した中期成長見通しが予想を上回ったとして、同社の先行きに一段と強気な見方を示した。2027−28年の売上高予想を8−17%引き上げ、製造部門の堅調な成長モメンタムを反映させた。目標株価は44.0HKドルから45.8HKドルに引き上げ、投資判断は「買い」を維持した。『AAストックス』が8日伝えた。
HSBCは、薬明生物技術が4月末時点で総合プロジェクトを69件新たに獲得したと指摘。また、26年の売上高について、伸び率予想を13−17%に維持。為替変動の影響を除いたベースでは16−20%とした。さらに、今後3カ年の売上高年平均成長率(CAGR)が20%に達するとの見通しを示した。CMO(医薬品受託製造)事業の売上高が年平均成長率30%となる上、CRO(医薬品受託研究)IP関連収入の拡大がけん引するとしている。
薬明生物技術の株価は力強い成長基調を背景に、年初来で約12%上昇している。同期間のハンセン指数の上昇率は約2%だった。現在の株価評価は過去平均のPERを下回る水準にあり、依然として割安だとHSBCはみている。また、薬明生物技術は5月26日、総額4億米ドルの自社株買い計画を発表した。
薬明生物技術の株価は日本時間午後4時11分現在、前営業日比7.09%安の30.42HKドルで推移している。