週明け8日の香港市場は続落か。前週末のNY市場で高金利の長期化が警戒され、株式相場が大幅安となった流れを引き継ぐと予想する。5日発表の米5月雇用統計で非農業部門雇用者数が17万2000人増と市場予想の8万5000人増を大幅に上回り、前月分も11万5000人増から17万9000人増に上方修正されたことで、米連邦準備理事会(FRB)が当面、政策金利を据え置くとの見方が強まった。米長期金利の指標となる米10年債利回りは4日の4.47%台から4.53%台に上昇した。
中東情勢不安も相場の重荷となりそうだ。米紙『ニューヨーク・タイムズ』によると、イスラエルが7日にレバノンの首都ベイルート郊外で親イラン武装組織ヒズボラを攻撃し、イランは報復として同日に弾道ミサイルでイスラエルを攻撃した。イラン革命防衛隊は声明で、「今夜の作戦は警告であり、もし侵略行為が繰り返されるなら、対応はさらに大規模なものになる」と述べた。米国とイランの一時停戦が4月に発効して以降、イスラエルにイランから攻撃があったのは初めて。
5日のNY株式相場はダウ平均が反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は3日続落した。人工知能(AI)半導体見通しへの失望感を背景に、これまで市場を牽引してきた半導体・ハイテク株に利益確定売りが強まった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、大型ネット株のアリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)、美団(
03690)、金融株のAIAグループ(
01299)、中国建設銀行(
00939)が香港終値を大きく下回って終えた。