中国の航空大手3社、中国南方航空(
01055/
600029)、中国国際航空(
00753/
601111)、中国東方航空(
00670/
600115)が発表した2026年4月の運航統計によると、旅客数は中国国際航空のみが前年同月を上回った。ただ、国際線や香港・マカオ・台湾路線は各社とも堅調で、海外需要の回復基調が鮮明となった。
中国国際航空の4月旅客数は前年同月比2.6%増の1314万8500人と、3社で唯一前年同月比でプラス成長を確保した。座席利用率を示すロードファクターは85.5%と前年同月から4.3ポイント上昇。貨物輸送量も1.6%増の12万3100トンだった。
中国東方航空は旅客数が0.9%減の1190万7270人と小幅に減少した。ロードファクターは87.87%と3社で最も高く、前年同月比で2.50ポイント改善。貨物輸送量も13.62%増と伸びが目立った。
中国南方航空の旅客数は0.6%減の1346万3800人だったが、規模では引き続き首位を維持。国際線旅客数は9.5%増と高い伸びを示した。ロードファクターは84.88%と0.70ポイント低下。貨物輸送量は1.56%増だった。
3社の旅客需要は2024年後半以降に回復傾向が鮮明となり、2025年を通じて拡大基調が続いてきた。2026年4月は前月比でそろって減少したが、需要回復基調そのものは維持された。旅客規模では中国南方航空が首位、中国国際航空、中国東方航空が続く構図に変化はなかった。
1−4月累計の旅客数は、中国南方航空が5730万2000人(前年同期比3.25%増)、中国国際航空が5523万3600人(8.4%増)、中国東方航空が5014万1310人(3.45%増)となり、いずれも前年同期を上回った。
4月統計からは、国内線需要に一服感がみられる一方、国際線の新規就航や復便、増便を背景に、海外往来の回復が中国航空市場を引き続き支えている状況が浮かび上がった。